東京最後の聖域「にっぱら」
 巨樹・巨木
 
スミクボのカツラ 
幹周  5.00m      樹高  35m       標高  950m 
 
 
 籠岩下から登り始める金岱山へのルートは、スミクボと呼ばれる水無しの谷を遡ることになるが、標高900mを超えるあたりからいくつかの巨樹が見られる。中でも「スミクボのケヤキ」「スミクボの合体樹」の2本は、登山ルートからも近くよく知られた存在である。しかし、意外にもそのすぐ上流にこの「スミクボのカツラ」があることを知る人は少ない。

 カツラの巨樹にしては珍しく、単木のままで成長を続けている。圧巻は、このカツラの立つ斜面の地形にあるだろう。ともかく左の写真をご覧頂きたい。根元の上部と下部を繋ぐ角度が、恐らく45度ほどはあるだろう。人が立っているだけでも困難な斜面で、このカツラは長い年月を掛けて見事な樹形を披露している。

 個人的な話になるが、左の写真はかなり厳しい条件での撮影となった。スミクボは水無しの谷ではあるが、ところどころに水流が見られる場所がある。その場所こそが、このカツラのやや上流にあり、どうしてもその水流とカツラを一緒に撮影したかったのだ。

 きつい斜面の上に、水流とカツラのバランスのとれた場所となると極限られる。数多くの巨樹の撮影の中でも、かなりの緊張感を伴う撮影だったと思う。あまり褒められた行動ではないが、危険と隣り合わせの撮影は、私にとって「お気に入り」の写真の一枚となっている。
 
 撮影日

 上  2000年  7月05日

 下  2000年  7月05日


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