歓待のさくら

 基本的にこのホームページは、日原の「野生」を紹介しているが、このヤマザクラは集落の中にあり、人の手植えによるものだろう。ただ、このヤマザクラを抜きにして、私はどうしても「やまざくら」を語ることができない。

 奥多摩駅のある氷川から、日原街道に入り8kmほど進んで高度を上げると日原集落に到着する。このさくらは集落の入り口に立ち、訪れる人を出迎えたり見送ったりしてくれる、いわば日原の春のシンボルでもある。

 ヤマザクラに、うっとりする程の香りがあるのを知ったのは、このさくらが満開を迎えた時だった。その上品で優しい花の香りは、今まで接してきたどの花よりも印象深く、衝撃的ですらあった。そして、私のヤマザクラへの想いはこの時に花開いたと言えるだろう。

 数年前には、枝にキツツキが巣を作り、出入りをしているところを見かけたことがあった。キツツキも香りに魅せられて、ここに巣を作ることにしたのだろうか。


              撮影日

           2006年4月22日


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